こんにちは。
去年、亀甲竜の種蒔きをキッチンペーパーと水を使って行いました。
こちらが前回行った時の記事ですが、
発芽率は5粒中3粒で60%、1株は途中で枯れてしまい、2株が生きています。
種蒔き方法も改良して再挑戦。
去年は写真も撮っていなかったので今回はしっかり残したい。
亀甲竜以外の種でも、同じ方法が使えると思います。
亀甲竜の種
種は前回と同じく、みつき屋というお店で買いました。
5粒入りを2つ買って10粒あります。
種蒔きの方法
用意するもの
・種
・タッパー
・キッチンペーパー
・霧吹き or ペットボトル等の水ボトル
・トイレットペーパー
・ベンレート
前回はただの水でも5粒中3粒発芽したので、メネデールやベンレートは必須ではありませんが、今回発芽率上がったのはこれらのおかげかもしれません。
補足
メネデール:植物活力素。成分は植物の生育に必要な鉄イオン。
ベンレート:殺菌剤。病原菌の侵入を防ぐ予防効果と、
侵入した病原体を退治する治療効果を兼ね備える。
種蒔きの手順
①メネデール、ベンレート希釈液を作る
霧吹きなどの水ボトルに9割くらいまで水を入れ、メネデールとベンレートを加えていきます。
メネデールは通常100倍希釈で使うので、500mLペットボトルであれば5mLの原液を加えます。
この百均のスプレーボトルは約400mLなので4mLくらい。
メネデールのキャップ一杯が約10mLなので、参考にして目分量で入れます。
ベンレートは説明書を見ると用途によって希釈濃度が違うようですが、約2000倍希釈で使ってみます。
500mLペットボトルなら0.25g、1包0.5gなのでおよそ半分を溶かします。
※※ベンレートは舞い上がりやすい粉末で、直接触れたり吸い込むと健康を害するので慎重に扱いましょう!特に子供やペットがいるところでは使わないこと。
河川や水道にも流してはいけません。
残った薬剤や希釈液はほかの植物の水やりに使い切ったり、庭や畑の土に染み込ませてください。
庭や畑がない場合は処分や扱いが大変なので、メネデールだけでやってみてください。
亀甲竜の種はそんなにカビやすくはないみたいです。
②8時間吸水させて発芽を促します
先ほど作った希釈液をタッパーに入れて、種を浮かべます。
本当は沈んでほしいのですが、羽や種本体に気泡がついていてなかなか沈みません。
たまに爪楊枝や割りばしで優しく気泡をとりながら8時間放置。
これより長くてもOKです。
8時間後少し沈みました。
吸水したら自然と沈みやすくなると思うので、無理して気泡を取らなくてもOKです。
私はつい待ちきれなくてつんつんしましたが(笑)。
③タッパー内でキッチンペーパーの上に蒔きます。
キッチンペーパーは正方形で1回折りたたまれているものを使いました。
折りたたみの分で厚さは2枚分、大きさはタッパーのサイズに合わせてはさみで切ります。
タッパーに敷いたら先程の希釈液で湿らせて、種を置きます。
傾けたら少し水が出てくるくらいの水の量で。
その上にトイレットペーパーを被せます。
トイレットペーパーだと、外さなくても種の様子がよく見えて良いですね。
最後にタッパーの蓋やラップを軽く載せます。
空気が入るように、密閉しないように気を付けましょう。
④水を足しながら発芽を待つ
あとは水が乾いてきたら足して、発根するのを待ちます。
ベンレートの説明書には「水に希釈した薬剤は保存がききません。散布の都度必要な分だけ調製し、必ずその日のうちに散布してください」と書いてありますが、
私は同じ希釈液で水の継ぎ足し、発芽後の水やりまで使ってしまいました。
水に溶かすと成分が徐々に分解して効力を失うようです。
⑤発芽した種を土に植える
発根した種の羽の部分を持って土に軽く差し込みます。
ベンレートを使ったので、直接手で持たず爪楊枝でくっつけて持ち上げました。
以上、種蒔きの方法でした。
今回の種蒔き後の経過については以下に書いていきます。
亀甲竜の種、10粒中9粒(90%)発芽成功
種蒔きから12日後です。
ぱっと見はあまり変化がありませんが、
なんだか少し種が浮いて見えます。
ひっくり返してみると、白い根が出ていました。
後半はさらに3日後ですが、9粒発根しました。
最後から2番目は真横から根が出ていますが、他はみんなひっくり返した裏側に出ています。
湿ったキッチンペーパーを培地と認識したのでしょうか。
この後は土に挿して見守ります。
種蒔きから約3週間後、小さいですが芽も出てきましたよ。
判別できるように1~9番まで番号を付けました。
2番の根元の白いのが、亀の甲羅になる予定の塊根でしょうか。
種蒔きから25日後の現在の様子。
亀甲竜らしい一枚葉がでています。
8番、9番は根が出ていたのに、なかなか芽が出てきません。
でも過去の失敗から、掘り返したりせず見守ります。
ちなみに、今までは窓からの日光と白色光の植物ライトを補助に使っていましたが、
今回は赤と青の二色のライトを補助に使っています。
棚の上段は置く場所が無くなってきたので2段目に入り、ライトも新調しました。
ライトの色で成長に差が出るのか、初心者ながら試してみます。
種蒔きの結果としては、この10粒の種のうち、右上の種だけ発芽しませんでした。
羽もなく少し黒く硬くなっている感じがするから、種の当たりはずれが原因でしょうか。
去年からいる亀大と亀小も合わせて11人の大所帯になってしまいました。
雌株はいるのか、早く開花が見たいところです。
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調べた中で一番小さいサイズはメネデール200mL、ベンレート0.5g×10回分でした。
<追記>
成長記録の続きを更新しました。