亀甲竜 [Dioscorea elephantipes]
亀の甲羅のような塊根が魅力的なつる性の植物です。
土中に塊根を形成し、大きくなると塊根の上部が土から出てきてひび割れを起こし、亀の甲羅のようになることが名前の由来。
冬型なので、9月上旬から5月中旬が成長期。
成長期はつるを伸ばして葉を展開し、休眠期はこれらが枯れて塊根のみとなります。
休眠期は断水、成長期は土が乾いたらたっぷり水やり。
日当たりと風通しの良い場所で管理。
塊根部を土に埋めて育てると大きく成長するらしい?
ただ、根腐れしないように注意。
亀甲竜の種
楽天のみつき屋で購入しました。
種は5粒入っています。
種蒔き
発芽させる方法を検索して、キッチンペーパー法でやってみました。
写真を撮っていなかったので、絵で示します。痛恨のミス。。
種には羽のようなものがついています。
種をキッチンペーパーの上に並べて挟む。
たっぷりの水で湿らせてキッチンペーパーごとジップロックの中へ。
ジップロックを閉じてしまうと空気が無くなってしまうので、口は開けておきます。
<追記>
2020年11月に再度種蒔きしたので、その方法をこちらで紹介しています。↓
発芽
1週間程度で右の絵のように発根しました。
5粒中3粒発根で発芽率は60%。
調べたサイトでは、メネデール(液体肥料)を薄めた液で行っている方が多いみたいです。
手元になかったのでただの水でやりましたが、成功してよかった。
発根した種を蒔いて2,3日後には芽が出てきました。
種を蒔くときは羽を手にもって発根した種の本体を土に差し込む感じで。
1本目の芽は枝分かれのないつるがなっすぐ伸びてます。
2本目の芽は枝分かれあり。
つる性で外に広がってしまうから支柱が必要ですね。
まだ小さくてちょうどいいものがないので爪楊枝2本で自作。
3本のうち1本は、つるが倒れたのを直そうとして塊根を掘り出すと枯れてしまいました。大きくなるまでは土中でそっとしておいた方が良いみたいです。
塊根の埋まり具合で分かりにくいですが、少しずつ大きくなってます。
葉っぱはそれぞれ2本の茎からちらほら出てる感じ。
葉っぱが少し枯れてきました。まだ冬なのに大丈夫かな。
塊根を掘ってみると鉢が小さく窮屈なのかも?
本当は秋の成長期に合わせて8月終わりに鉢替えしたかったけど、ここで替えます!
2株を一回り大きい2鉢に植え替えます。
土に緩効性肥料も少し混ぜときます。
根を傷つけないように、爪楊枝で土を掻き出します。
やっぱりイモ(塊根)が成長していてぶつかりそうな感じになってる。
小さい鉢に2つ植えてしまったから、根も軽石や鉢底ネットに絡んでました。
イモは球体なのかと思ってたけど、半球?ドーム型に近い。
根の出方もそれぞれ違うけど、下へ下へ伸びたいタイプの植物でしょうか。
植え替え完了。
成長期真っただ中に負担をかけてしまったけど、頑張ってほしい!
<追記>
成長記録の続き更新しました。
栽培環境:北海道、室内、窓際
ライト :植物育成ライト使用
(朝7時から16時まで照射)
水やり :土が乾いたら底から少し出るくらい水やり(週1回くらい)
休眠期はなし
用土 :ゴールデン粒状培養土 サボテン・多肉植物用
肥料 :マグァンプK 中粒
鉢 :プラスチックミニ植木鉢